勉強を教えない学習塾「STUDYBANK」の塾長もってぃー先生にこれからの教育について聞いてみた!
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こんにちは!涼しくなってきて段々秋めいてきましたね。
紅葉よりも石焼き芋が楽しみなライターまりもです。
まりも
石川県のおもしろい人を取材に行きたい!という望みが叶いまして、勉強を教えない学習塾「STUDYBANK(スタディーバンク)」塾長のもってぃー先生にお話を伺ってきました!
実は私が興味を持ったきっかけは、金沢で開催されたインスタグラムのセミナー。独自の戦略で1万以上のフォロワーを獲得するなど、塾長っぽくない( ? )すごい実績をお持ちです。
そこから「STUDYBANK」という塾を運営されていることを知ったのですが…
勉強を教えない学習塾って面白いネーミングだけど…一体なにをしているんだろう?
まりも
ホームページを見てみるとどうやら、YouTubeとかもされているではありませんか!?え、本当はユーチューバーなの!?
一体、何故っっ!?
その実態を暴こう。と、表向きはかなり真面目なインタビューをした結果、まんまともってぃー先生の勉強そのものや生徒さんに対する熱い想いを知ることになりました。笑
- 学習塾「STUDYBANK」とは何ぞや?
- 塾長のもってぃー先生について
- これからの社会で生き抜くための新たな教育
について、知りたい方はぜひ、最後までお読みください。
このページの目次
勉強を教えない塾「STUDYBANK」ってどんな塾?
STUDYBANKは西金沢にある「大学受験専門」の高校生向けの学習塾です。
内容の主な柱としては
- 一人ひとりの目標に合わせた受験戦略を立てる「コーディネート」
- 学んだことを先生に解説して知識を深掘りする「ティーチング」
- 見える世界を広げ、人生の選択肢を増やすことを目的とした「キャリア教育」
です。
塾といえば先生の授業を受けるイメージですが、STUDYBANKは真逆で、自主学習を大切にしています。
そして、その生徒さんが「本気で目指したい志望校」の戦略的な受験対策を行なっています。
さて、この記事では内容に移る前に塾長のもってぃー先生の本名って…?という素朴な疑問から塾運営の想いや今後の目標。その素顔(人なり)に迫って参ります。
もってぃー先生の本名は津本高宏さん。実際はこんな人!
9月某日・・・ITビジネスプラザ武蔵で待ち合わせ。
先生に取材するのは初めてだったのでちょっとドキドキしていましたが、実際にお話ししてみると、笑顔がさわやかで物腰の柔らかい方でした。
早速ですが、何とお呼びすればよろしいですか?
まりも
塾の生徒からは『もってぃー』と呼ばれています。
インスタグラムでは『もってぃー先生』で活動しているので、どちらでもいいですよ~
もってぃー先生
では、もってぃー先生と呼ばせて頂きます!
まりも
優しそうな人で良かった!どんどん質問して色々なお話を聞いていきますよ~
まりも
もってぃー先生が現在力を入れていることは何ですか?
現在もってぃー先生が一番力を入れて行っている活動から聞かせていただけますか?
まりも
はい、今は主に2つあって、1つ目からお話ししますね。
もってぃー先生
宜しくお願いします。
まりも
生きる力を高める教育にシフトしたい
現在STUDYBUNKっていう学習塾で高校生対象向けに塾をしていて、大学受験対策をメインにやっているんですけれども、今ちょうど方向性を変えようかなって思っています。
というのも、教育改革が2020年から行われるんですけれども、それに伴って受験そのものの力っていうよりも「生きる力」っていうものをが求められてくるんですよね。
もってぃー先生
そうなんですね。
まりも
それに加えて僕自身僕の周りの友達とか、どんどん遊ぶ相手がいなくなっていっているんですよ。
会社で働きすぎて休日は1人で過ごしたいとかと言う人も増えてくるし、そもそも時間が合わないとか、そういうケースが増えてきているんですよね。
もってぃー先生
それで実際に僕の後輩の話なんですが、彼が所属していたところは一般的にブラック企業じゃないところだと思っていたんですけれども、後輩の同期が仕事を苦に自殺しちゃったんですよ。
もってぃー先生
そうなんですか!?
まりも
そうなんですよ。
その人は僕の知らない方なんですけれども。
あとは僕がだいぶ前に同窓会に参加した時に20人ぐらい参加していて、20人全員と話す機会があったんですけれども・・・
全員の口から「辞めたい」っていう言葉が出てきたんですよね。
もってぃー先生
あー・・・すごいわかります。
まりも
それで文脈はそれぞれ違うんですけど皆辞めたいって言っていたんですね。
僕はその頃から塾を仲間と運営し始めていたりとか、あとはブログとかもやっていてその頃から稼いでいたので「辞めても意外と生きれるよ」みたいに言ったんですね。
でもやっぱり「辞められるわけないじゃん。」っていう返答が返ってくるんですね。
もってぃー先生
そう返ってくるのは仕方がないなと思いつつ、でもそうやって辞めたいのに辞められないみたいな。
そういう場所に居続けた先に、さっき言った後輩の同期みたいに、仕事を苦に死んじゃうみたいな。
そういう人も中には一定数いて、辞めたいって言っている人たちって、自分の選択肢の中に死ぬっていう選択肢が入っていないだけで何がきっかけでそういう人生を終わらせる選択をとるか分からない「不安定な状況」だと思ったんですよね
もってぃー先生
そういう状況の中、そういう人達がどんどんどんどん増えていってると思うんですよ。
それで子供達の未来を考えた時に、そうやって暗い道を走っていく層が一定数いるんじゃないかなと思って。
もってぃー先生
確かにいると思いますね
まりも
それを見てて、あとは僕自身遊ぶ相手も少なくなっていていくからなんだか寂しいな~って思うのと、
やっぱり自分と一緒にいる仲間には「自分のしたいことをして生きていって欲しい」というか「楽しみながらワクワクしながら一緒に人生を生きて行けたらいいな~」って今すごい思うんですよ
もってぃー先生
そういう人たちが本当に増えたらいいなって思って。
仕事を辞めたいのに辞められないっていうのは、今の教育の構造上っていうか
「辞めたいって思っても働き続けるのが大人ってもんだよ」みたいな社会の価値観が根付いているのが大きいのかなって思ったんですよ。
だからそういう考えを払拭するような
「自分のやりたいことを追求するために試行錯誤とか努力するのもいいんだよ」みたいな。
そういうことをどんどん伝えていきたいっていうのは昔から思っていたんですよ
もってぃー先生
それで最近の教育改革の流れも出てきたので、それに合わせて改めて「生きる力を育てるための教育」。
キャリア教育とかって言ったりもするんですけれども、そういったキャリア教育に力を入れるような学習塾に転換していきたいなって、ちょうど思っているところなんですよ。
ちょうど一週間前ぐらいから。
もってぃー先生
めちゃくちゃ最近じゃないですか(笑)
まりも
そうなんですよ。
すごいタイムリーなんですけど改めて一気に変えていこうって思っていて。
今の3年生は受験生だからしょうがないとして、3年生は分けて、1年生2年生以降からそういったスタンスに一気にシフトしていこうかなって思っているところです。
もってぃー先生
大人自身がワクワクする仕事をする「背中を見せる」
あともう一つ力を入れてやっていこうと思っていることがあって、そういう
「ワクワクする人生を送りましょう」
「送り方を教えますよ」
って言っているだけではやっぱり伝わらないというか、口先だけになっちゃうと思うんですよね。
もってぃー先生
だから僕自身教育に携わる大人自身がワクワクした人生を送らなきゃいけないし、そういう背中を見せていく必要があると思うんですよ。
だから今僕は自分のやりたいこととか、好きなことで食べて行こうって決めたんですね。
それでその姿を見せていこうと思って。
もってぃー先生
今僕が好きなものはゲームなんですよ。
それでそのゲームをどうやったら仕事にできるか?
食べていけるか?っていうのを考えた結果、YouTubeをやって、YouTubeがいっぱい再生されて広告を貼れるようになったら、その広告収入が出てくる。
そういった自分自身がゼロからスタートした姿を見せられることができたら、それも生徒にとって一つの勇気というか、教材じゃないですけれども、材料になるのかなって思ったんですよね。
もってぃー先生
だから今、そのゲームで生計を立てるためのYouTubeと、あとはtiktokに力を入れてやっているところなんですよ。
あとはその他もろもろの関係でブログを再開したりとか。
もってぃー先生
だから教育関係で僕が力を入れているのは
- 塾の教育改革
- 自分の好きなことで食べていくための実現
に力を入れているって感じですね
もってぃー先生
すごい面白いですね!
今突っ込んで色々聞きたいところがあるんですけど、まずは一つ一つ聞いていこうと思います。
まりも
勉強を教えない学習塾って、一体何を教えているの?
「STUDYBUNK(スタディバンク)」のホームページを見ていたんですけれども、勉強を教えない学習塾って言ってるじゃないですか。
勉強を教えないんだったら、じゃあ具体的に何をしているのかな?っていうことを知りたくて。
まりも
はい。やっぱり今重きを置いているのは受験勉強なんですけれども、結論から言うと勉強方法と勉強習慣をチェックしている塾になっています。
というのもいろんな塾があって、例えば先生から一方的に教えられる授業って、全然中身が伴わないんですよね。
成績がちゃんと上がるのって、自分で勉強している時以外あり得ないと思うんですよ。
自分で自分のペースで教材を使っていくっていうのが絶対に必要だと思うんですね。
もってぃー先生
そういうのを僕は高校時代からなんとなく勘付いていて。
大学生になった後に社会人として大手の塾で働いていた期間もあったんですけれども。
その期間を通して確信したのは、やっぱり授業を受けている子よりも、自分で自習している子の方が成績が上がるんです。
やっぱり。
もってぃー先生
自発的にすることが大事ってことなんですかね。
まりも
そうですね自発的に、自分で必要だから勉強している人じゃないと成績って上がらないんですよ。
だからこそ授業をする学習塾じゃなくて、自主学習の質を高めるためのサポートを行う学習塾って今は振り切っているんですよ。
もってぃー先生
そのために勉強を直接教えるわけじゃなくって、勉強の仕方と勉強習慣の身につけ方を教えているというか、サポートをしている塾で、週に一回計画の管理とかをしてサポートを行っているっていう意味の
「勉強を教えない」っていうものと
もってぃー先生
さっき言っていた「キャリア教育」っていう部分。
勉強以外のことを通して生きる力だったりとか、人としての力とかそういうものを育んで「勉強以外のことを積極的に教えますよ」っていう意味の「勉強しない学習塾」というのが2つあります。
もってぃー先生
なるほど。
まりも
キャリア教育とは?
先ほど言っていた「キャリア教育」っていうのは具体的にどのようなことされているんですか?
まりも
うちの塾では「STUDYBUNK TIME」っていう、略してSBT っていう時間を設けているんですけれども。
それも試行錯誤をしていて、今までやってきたのは「社会で活躍している大人」っていうか、「面白い生き方をしている大人」を呼んで、その人の話を聞いたりとか。
もってぃー先生
面白そうですね!
まりも
あとはあるテーマに基づいて、そのテーマについて深掘りしていく。
過去に行ったのは今みんな SNS を遊びだと思ってやっているけど、実はそんなことないんですっていうことを話したんですよ。
「現代にとってのSNS」みたいなテーマでやって、そこでやったのは、今社会でSNSがどういったふうに使われているのか?とか、実際にSNSでフォロワー数が一定数以上いたら、就職活動で書類選考から最終面接の直前まで全部カットされるっていう話とか。
もってぃー先生
へ~そうなんですね! まりも
そういう事例も結構出てきているんですよね。
もってぃー先生
すでにSNSで力があるから、他の人より企業側としては採用したいと考えそうですよね。 まりも
SNS って閉鎖的に考えられていて、そういうのもあるって実際に捉えられていないんですよ。
だからそういうのがまず事実としてあるよっていうのを伝えて、伝えた上で価値観を崩すというか。
そういう価値観を崩した上で、じゃあ SNS をどう使っていったらいいか?っていうのを考えて、SNSの発信を個人のレベルで高めていくにはどうしたらいいか?
それを考えるのがこの先の社会にとってとても大切なことになってくるから、どんな使い方があるだろうって。
もってぃー先生
それで今高校生の段階でSNSを使うとしたら、どんな使い方があるだろうっていうところまで深掘りして考えていった回がありましたね。
それでその時に出てきたのは、勉強の専門のアカウントを作って、日々の勉強の姿とかを投稿していって、報告とかあげていってフォロワー数が増えてくると。
そしたら高校を卒業した頃には、そのフォロワー数が一定数以上いるから、そこからはそのフォロワーに向けて大学生活を届けるというか。
大学で本当にやりたいことをInstagramに流していって、協力者を募ったり告知したり。
もってぃー先生
フォロワー数が多いということは、それだけリーチの幅が広がるっていうことだから、そういう力が大学に入学するまでには手に入っているっていうことだから。
もってぃー先生
高校生がそこまで考えられているっていうのはすごいですね。 まりも
そういうところから攻めて行っても、人生は変わっていくよっていう話をしました。
そういうものをみんなでやるという授業を、今まで週に一回行っていて。
もってぃー先生
それで今後やりたいなって考えているのは、いわゆるPBLっていう
「プロブレムド ベ-スド ラーニング」っていうのがあるのですが、問題解決型学習っていうのがあるんですよ。
ある社会問題が与えられて社会問題をチームで協力して解決していくっていう教育システムがあって、それをこれから塾で取り入れて行きたいなと思っていて、色々と調べているところなんですけれども。
もってぃー先生
これからはそういう社会問題の解決を扱って、みんなで解決していくっていう時間を作っていきたいなって思っています。
もってぃー先生
その社会問題はもってぃー先生が選んでいくんですか?
まりも
それも2つ種類があるんですよ。
PBLのやり方はチュートリアル型と実戦型っていうのがあって、チュートリアル型っていうやつが架空のストーリーとかシナリオに基づいて行っていくものなのです。
例えば「金沢駅のそばにコンビニを建てることになって外国人向けにコンビニを盛り上げていくにはどうしたらいいか?」というテーマが与えられて、それに対してどうやっていくかっていうのを考えていく。
もってぃー先生
そういうテーマが与えられるタイプと、実践型学習っていうのがあって、実際の問題を取り上げたりとか、個人個人でやりたい問題を掲げて深掘りしていくというスタイルがあるんですね。
両方やりたいんですけど、僕がまずやりたいと思っているのは、最初はチュートリアル型でそれこそネットで転がっているテーマとかを提示して一回そのままやってみようかなと思っていて。
もってぃー先生
それは実際に金沢の社会問題を取り上げて、実際の影響とか実際に金沢の街作りに問題があるんだったらその街作りにスポットを当てて、実際にそれを街に影響させたりとか。 もってぃー先生
考える力がつきそうですね!面白いです。 まりも
多分楽しいと思うんですけど。 あとは個人のやりたいこととかにもスポットを当てて、実現していくための働きかけをしていったりとか。 もってぃー先生
個人が抱えている問題でもいいんですね。 まりも
そうです。 個人のこんなことをやりたいっていう望みがあるんだとしたら、例えばカフェとをやりたいっていう夢があるんだったら、それをどうやって実現していくか?みたいなものを実際に深掘りしていくていうのをやっていこうかなって思っているところです。 もってぃー先生
勉強を教えないと言いつつも、これからの社会で生きていく上で欠かせない最新のキャリア教育を取り入れようとしているSTUDYBUNKさん。
今後の野望は何なのでしょうか。
STUDYBUNKが目指すもの
いろいろ目指すところはあると思うんですけれどもSTADYBUNKで目指しているのは何なんですか? まりも
今これだっていうもうの定義はないんですけれども結局常に思っているのはみんなの選択肢を広げたいんですよ。 もってぃー先生
どうしてもなんとなくいい学校に入って、いい会社に入って定年退職まで働き続けるみたいな、そんなゴールがなんとなく設定されているけど。 何かそもそもいい大学とか、いい会社ってなんだとか、後は定年まで働けるかどうかもあやしい時代になってきているから、そういう決められた正解っぽいやつって分からない時代なんですよね。 もってぃー先生
この激動の時代で、自分の意志で、自分の判断で生きていきたいっていう人間、自分で決断してそれに向けて努力できる人間になってほしいなって思ってるんですよ。 そういう人たちを輩出していきたいなって。そういう人たちがどんどん生まれるような環境を作っていきたいなって思っています。 もってぃー先生
自分の子供を入れたいです(笑) スタディバンクに! まりも
あはは!ぜひぜひ! もってぃー先生
勉強を教えない学習塾「STUDYBUNK」の基本情報
塾名:STUDYBANK(スタディバンク)
場所:金沢市西金沢1-24パセオビル2階
営業時間:火~金 16:00~23:00
土・日 13:00~23:00
(月曜定休日)
お問い合わせ先:090-9448-0471 (受付時間は営業時間と同じ)
「ISHIKAWA19を見た!」と言っていただけると嬉しいです。
まとめ
これから社会にはばたく若者に「選択肢を広げる考え方」を手にして欲しい。
という想いを胸に、成績を上げるための塾としてだけでなく、今後は「キャリア教育」「どう生きるか?」という課題にも真摯に一人一人の生徒さんと一緒に歩んでくれそうなSTUDAYBANKさん。
そんな情熱的なもってぃー先生のお話を聞いていると何だか自分もワクワクしてきて、これからSTUDY BANKさんを巣立っていく子供達の未来がとても楽しみに感じる取材となりました!
もってぃー先生、貴重なお話とお時間を頂きありがとうございました。
生活に役立つ情報・能登のお出かけスポット・イベント情報などをお届けしていきます。
楽しめる大型公園を見つけるのが大好きです♪
漫画・小説を読むことも大好きです♪
現在「ジョジョの奇妙な冒険」にハマっております。
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